ビジネスプラン: 2008年5月アーカイブ

ソーシャルネットワークSNS)がネットに登場しはじめたのが約4年前のことだが、早くも乱立の様相を見せている。招待された者だけが参加できるという新しい発想のコミュニティは、若い世代を中心にして爆発的に会員数を増やすこととなった。しかしそのビジネスモデルは会員数に依存した広告収入が中心で、SNSという“資源”をビジネスにどう活用していくかについては、依然として決め手に欠けている。

それゆえ、招待による参加のみとしていては成長に限界があるとして、招待を不要としたオープン登録制SNSも登場している。会員数が2000万人とされる世界最大のSNSであるマイスペースオープン型だし、草分けであるリンクトインも今では誰でも登録できるようになっている。日本でも、今まで外部に対して非公開だったSNS内のコンテンツ(ブログやコミュニティなど)をオープンにする動きも出てきている。

SNSビジネス活用した事例としてよく挙げられるのが米国のリンクトインで、単なる友人の社交場ではなく、仕事に必要な人材を友人の紹介(推薦)という裏付けをもって獲得できることを目的としている。仕事のプロフェッショナルがSNSのメンバーになっているから、メンバーがする人材の推薦は、“プロによるプロの紹介”として、下手な人材紹介サービスを使うよりも確かな人材確保に繋がるという考えに基づいている。いちはやく求人に特化したことで、求人情報の掲載料(投稿一本につき95ドル)という収益モデルを確立しているのも他のSNSに見られない特徴だ。当初は招待制で現在では誰でも登録できるようになっているが、雇用されるには友人の推薦が必要としていて、オープン化に伴う質の低下を防いでいる。

一方最近目立ってきている傾向に、参加メンバーに対して“マネタイズ”(お金にする)の機会を与えるとしたオンラインコミュニティやSNSが登場しているということがある。マネタイズの主な方法は、企業に対して「自分の友人を紹介する」というものだ。企業はこれまでの営業活動の中で、新規の顧客を獲得するために多額の広告宣伝費をかけてきたが、コミュニティの中で友達を紹介してくれたユーザーに対して“紹介料”を報酬として支払うほうが費用対効果の高いことに企業は気づき始めている。ブログに張られたアフィリエイトリンクもその一つといえるが、Web2.0的な手法を使えばさらに高度な紹介ビジネスが展開できるようになる。

そのため欧米では「リフェラルreferral)=紹介」がネットビジネスにおける新たな収益モデルとして注目されていて、「あなたの友達を紹介しくれたら報酬をお支払いします」という呼びかけに反応するユーザーは多いのだが、この種の紹介プログラムにはいくつかの落とし穴が潜んでいる。


この記事の核となる項目

 ●リクルート分野から始まったWeb2.0型紹介ビジネス
 ●H3.comの報償金システムによる求人の仕組み
 ●結婚相手を探す新たな紹介プログラムの可能性
 ●エスカレートする紹介・斡旋ネットワークへの警鐘
 ●報酬制度によって決まる紹介ネットワークの優劣
 ●リベート構造に依存した無料紹介サービスの死角と生き残り策
 ●健康分野の権威と捉える医師の人材活用と紹介サービスの可能性
 ●報酬条件によって変わる口コミ情報の信憑性と真の口コミ伝道師
 ●年収800万円クラスの中間管理職をスカウトする人材サーチ会社

(JNEWS.COMより)

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株式市況があまりパッとしない中でも稼げるネットトレードとして外貨取引個人投資家の間で人気だ。正しくは「外国為替証拠金取引FX)」というもので、普通の外貨預金と比べると十分の一以上も手数料が安く、5万~10万円の少ない投資金額からでも始められるのが人気の理由。先頃には主婦がFXで儲けた4億円を申告しなかったと摘発された事件が報じられたが、いまやオンライントレードで素人がプロ顔負けの大金を稼げる時代である。もちろん、それとは裏腹に個人投資家が損をする金額も大きくなっているのではあるが。

「お金のやり取り(金融取引)」は通販会社のように“物”の流通が伴わないためにネット上での電子取引が非常にしやすいことは十年前から予測されていた。株や外貨の売買取引、オンラインバンクでの振込み手数料が飛躍的に安くなったのもそのためだ。近い将来には、お金をネットで流通させることについて、もっと色々なサービスが登場してきてもおかしくはない。その中でも「お金を借りる方法」については、意外にも未開拓の分野だ。

もし自分が中小企業経営者として、新規事業のためにまとまった資金が必要な場合には、地元の銀行信用金庫へ出かけて融資申し込みをするのが一般的だろう。しかし、それとは別に出資者ネットで募るという方法が登場している。『こんな新規事業を考えているが一口乗らないか?儲かった利益の中から配当金を出すよ』とネットで呼びかけると出資希望者がたくさん集まることがある。たとえば「ワインファンド」というのはその好例で、ワインの輸入業者が一口10万円~の少額で出資者を募る形で資金を広く集め、買い付けたワインが数年先に値上がりするまで寝かせておき、売却益が出た段階で配当分配するという仕組みが、趣味と実益を兼ねた投資モデルとして人気を集めている。ワイン好きの人であれば、普通に銀行へお金を預けておくよりも夢が抱ける“お金の働かせ方”というわけだ。

お金の貸し借りといえば、そこにはリスクが伴うためにシビアな取引にならざるを得ないのは仕方ないものの、ただ金利の条件だけでお金を融通してもらうのではなくて、自分が手掛けている事業や活動に賛同してくれる人達から、小口でも好意的な出資者を集めた方が望ましいはずだ。

個人の場合でも、正当な使い道でお金を借りる必要があるのなら、その用途を説明して信頼できる仲間や知人から妥当な利子で借りるのが理想だろう。お金を貸す側としては、どうせ余裕資金を銀行に眠らせておくのなら、その人を応援する目的も兼ねながら利息収入を得ることができれば嬉しい。このような新しい貸し借りの仕組みは「ソーシャル金融」というコンセプトとして注目されている。将来的には企業の事業資金ソーシャル金融で調達されるようになることが期待されるが、いまの段階ではもっと身近な段階として、友人同士の飲み代の割り勘からソーシャル金融の波が訪れている。

この記事の核となる項目

 ●携帯電話で飲み代の割り勘をするサービス
 ●ネットで出資者を集める新たなソーシャル金融業者
 ●オンライン割り勘サービスからソーシャル金融
 ●ソーシャル金融による新たな大学生ローンの仕組み
 ●社会貢献と実益を兼ねた“お金の働かせ方”を求める人達
 ●ネットコミュニティで仲間を募って資金集めをする方法
 ●お金でなくモノで資金調達する方法~自動車寄付仲介ビジネス
 ●手軽に発展途上国でのエンジェルになれる方法

(JNEWS.COMより)

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