エンジェル投資: 2008年7月アーカイブ
Webに“スティッキーノート”を残し、みんな見れるようにする、というアイディアはもう何度も試されたが一度もブレイクには至ってない。このアイディアで起業した「Third Voice」も1990年代末のドットバブル崩壊とともにドットボンブ(ドット自爆)となったし、次に出たActiveweaveの「Stickis」も後塵の「BlogRovr」アプリのために、このアイディアを放り出した(「BlogRovr」は先日BuzzLogicが買収)。このアイディア実現にはWebページやWebのコメントを瞬時に共有できるソーシャルな手法が欠かせない要素なのだが、それはまだ出ていない。
そこに「もっと良いアプローチを見つけた」と言って登場したのがフロリダのスタートアップ「Slingpage」である。ここのアプリでは気になるWebページを友だちにワンクリックで“sling(スリング=吊り下げる)”し、それについてチャットしたり、スティッキーノートを注釈に付けて楽しめる。このほどステルスモードから非公開ベータになったのを機にTechCrunch読者先着500名様を招待してくれた。ご希望の方はこちらでサインアップできる(警告:お申し込みにはIEバージョン6以上搭載のWindowsが必要)。
バーチャルのスティッキーノートをWebページに残せる機能も「どこそこに行って楽しめ」と誰か伝えることができないと意味がないようなところもある。SlingpageはDiigo、Fleckなど最も新しいWeb注釈スタートアップ群に入る格好だが、こうした今の会社は共有機能と“フレンドキャスティング”機能をサービスに加えている。Slingpageでは自分の連絡先リストの人になら誰でもWebページをすぐ送ってチャットが開始できる。
SlinpageはIEの拡張機能で、Firefox版も近日登場予定という。Outllook、Gmail、Facebook、Yahooから連絡先はインポートできるほか、1度に1人ずつ追加するのが面倒じゃないなら自分の連絡先リストももちろん構築できる。Webページをsling(スリング)できる相手は、このアプリをインストールした人だけ。同社ではアプリがもっとバイラルに広まるよう、メールにSlingを送る「Sling-to-email」機能も開発中だ。SlingpageではページをFacebookの連絡先にSlingすると、そのメッセージは相手方のフィードに流れて表示される。さらに一般公開のSlingcastを作成し、自分が特定トピ周辺で集めたURLをそこにフィードで流すこともできる。
「Sling1つ1つが投票になるんです、その気になればね」-(Schwabに買収されるまで)WIT Soundview元ハイテクバンカーを務めた同社CEO Peter Weinbergはこう語る。その意味ではSlingpageにはStumbleUponや del.icio.usのような要素も少しある。会員はURLを保存・共有できるのだが直ちに行えてしまうところが違いだろう。
あるページを“Sling”すると、受け手のスクリーン右下に小さな別窓が開く。Slingしたページはすべて保存されるので、メールやIMで送ったリンクよりずっと簡単に探せる。Slingpageの本社はフロリダ州Esteroにある。エンジェル投資で$2.2M(220万ドル)調達済み。サービス運営は広告収入でカバーする。
それにしてもWebページの共有・管理でStumbleUponやdel.icio.usより優れたソリューションという部分には、まだ納得がいかない。Firefox対応版がないことは、新アプリを真っ先に試す可能性が最も高いWebサーファー集団を無視していることになるしね。ユーザーがWeb上どこでもSlingcastsが配信できるようウィジェット戦略も立てなきゃならないし、Slingcastの利用購読者自身話題にしたいページに自分でノートを残して反応できるよう、そちらのメカニズムも改善する必要がある(これは既に実現に向け作業中)。
(TechCrunchより)
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Twitterは、簡単なアイディアを広めたり集めたりするのに効率の良いテクノロジーだ。しかし残念なことに、リッチメディアの共有はあまり得意ではない。ビデオをみんなに公開したい、というときはTinyURLでYouTubeに飛ばすか、Seesmicに転向するしかない。
PownceはTwitterのモデルを改良して、ファイル転送のほか新しいデータタイプをまず1つサポートした。構造化イベントだ。Pownceはさらに音楽の交換用にも優れたシステムへと成長していきそうで、本格的音楽プレーヤーが出てくる可能性もある。
しかし、もしPownceの将来にとって音楽がそれほど重要な位置を占めるのなら、Blipはその一歩先を行っている。「音楽用Twitter」と呼んであげよう。なぜなら実際にそのものだから。楽曲を提起してそれへの想いを友人のネットワークで共有するための方法だ。
Blipが美しいのは、Pownceと違ってファイルをアップロードする必要がないところだ。頭に浮かんだ曲を探せばBlipがSeeqpodかSkreemrか、親会社のFuzz所有の音楽データベースから取ってきてくれる。フォローしている人(リスナー)は、ページの下にあるSongza風プレーヤーで、1曲全体を聞くことができる。
もちろん、新しくソーシャルネットワークに参加するのをみんながためらうのと同じように、新しいマイクロブログのプラットホームのために、今いるネットワークを離れるのは考えてしまう。だからBlipは、メッセージをFriendFeedやTwitter、Pownce、Tumblrに送り出す機能とともにデビューする。これは長期的な生き残りを約束するものではない。特にTwitterやPownceがSongzaを統合するようなことがあれば。それでも、利用率を高めることにはなるはずだ。
Blipを作ったFuzzという会社は、自らを「バンドのためのCRM」と称する。インディーズのアーティストがウェブでのプレゼンスを確立し、ファンとの交流をする場だ。ほかに、MixwitやMuxtapeのようなミックステープ機能もあるが、曲はアーティスト自身が提供する必要がある。
サンフランシスコに拠点を置く同社は、2007年春にFuzzを立ち上げ、エンジェル投資家から資金を得ている。Blipで私をフォローするなら こちらへ。
(TechCrunchより)
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Facebookにフィードリーダーは数あれど人気が飛びぬけて高いものは無い。Facebookではニュース専用アプリは全体的に浸透が今ひとつで、アプリの主要カテゴリにすら入っていない。が、Grouptivity社CEOのAnkesh Kumarは自社ニュースアプリならFaccebookのバイラルな仕掛けにも食い込んでいけると考えている。
ついさっきサービス開始となったこのアプリの名前は「Social News 」(同じ名前のDiggライクなアプリもあって紛らわしいが)。 次はMySpaceとHi5にも対応となるようだ。
Social NewsはGrouptivity同様、フィードリーダーとソーシャルブクマサービスが一つになったもの。Grouptivityは2006年5月エンジェル投資調達ラウンドで$2M(200万ドル)調達した。そのほとんどは、スタッフ派遣のスタートアップ2社をKronosとMonsterに売却したKumarという会社が出資した。
サイトではアゲ・サゲの投票ではなく、ブックマーク、メール転送、FacebookのNews Feedアプリで共有する度に記事の順位が上がる仕組み。なんでも共有は1票にカウントされ、アプリを使って記事をメールで送ると自動的にブクマとして保存される。
アプリにはBBC、CNN、ニューヨークタイムズ、ウォールストリートジャーナルなど各種ソースのニュースフィードが既に入っており(TechCrunchも入ってるよ)、ユーザーはそこから削除したり、好きなブログやニュースフィードも追加が可能だ。また、ブクマ・メール・共有などなんか行動を取るたびに自分のFacebook Newsフィードにそれが出て、Facebook上の友だち全員に流れる。多くの人にとって問題はブクマがDiggやdel.icio.usではなく、Grouptivityに保存されることだろうか。
ユーザー獲得法はいろいろありそうだが、その一つとしてKumarが期待をかけているのは提携ブログやニュースサイトから直接読者を勧誘することだ。基本的に氏が提供するのは、どんなニュースフィードでもFacebookアプリに変えることができる手法なので、例えばメディア大手ハーストとはハースト傘下の地方紙のサイトに本機能を取り込むことで業務提携が既に成立している。また氏はFacebookのSocial Newsにフィードが取り込める“共有”ボタン生成のWordPress専用プラグイン も開発した。パブリッシャ経由でくる新規利用者には最初そのサイトのフィードだけアプリに出てきて、もっと他に取り込みたいものがあれば後で追加していける。
これは全Facebook人脈に向け自分がどのニュースをブクマ・共有したか見せることができる間接的レコメンデーション・システムである。単なるフィード再発行から一歩踏み込んだ手法でFacebook内にプレゼンスを確保したいと思ってるブログにとっては魅力的かもしれない。ただ、それだけでみんなこれを使い始めてくれるんだろうか?
(TechCrunchより)
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“新タイプのマルチプレーヤーで遊べるオンライン/オフラインのソーシャルゲーム”開発を進めているスタートアップ「Akoha」がエンジェル投資家複数から$1.9M(190万ドル)の資金を調達した。
同社では具体的にどんな性質のゲームか、今秋まで一切詳細は明らかにしない方針だが、「ソーシャルな起業の要素、大量動員のマルチプレーヤー、リアリティベースのゲーム」にインスパイアされたゲームだというところまでは語ってくれた。僕らも、リアル世界とオンラインの両方でUGC(ユーザー生成型コンテンツ)をカジュアルゲームの要素と融合させるような何か(携帯電話で撮ったジオタグ付きの写真みたいなものを想像するといい)、というところまでしか分からないが、プレイは娯楽とチャリティの両方で行えるようだ。
Akohaは、1997年にZero-Knowledge Systems(現Rdadialpoint)を創業した共同ファウンダーのAustin HillとAlex Ebertsの2人が創設した会社だ。カナダ人エンジェル投資家の陣容はDavid Chamandy(Lavalife共同ファウンダー)、Ron Dembo(Zerofootprint.netファウンダー)、映画プロデューサーのジェイク・エバーツ(『炎のランナー』、『ガンジー』製作総指揮)、シードファウンドMontreal Start Upなど。
(TechCrunchより)
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