エンジェル投資総研ブログ集25

現在の日本銀行券の一万円札は、慶應義塾の唯一の師「福沢諭吉」です。ちなみに慶應義塾では、先生は福沢諭吉「だけ」であるととらえているので、どんな偉い教授でも「○○君」と正式に呼ばれます。

さて、この福沢諭吉で最も有名な著作といえば、『学問のすゝめ』です。冒頭「天ハ人ノ上ニ人ヲ造ラズ人ノ下ニ人ヲ造ラズト云ヘリ」というくだりは大変有名ですが、実はこの文章の後にこのように続きます。「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言われている__人は生まれながら貴賎上下の差別ない。けれども今広くこの人間世界を見渡すと、賢い人愚かな人貧乏な人金持ちの人身分の高い人低い人とある。その違いは何だろう?

それは甚だ明らかだ。賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由ってできるものなのだ。人は生まれながらにして貴賎上下の別はないけれどただ学問を勤めて物事をよく知るものは貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるのだ。」というように続きます。だから、貴人や富人になりたいのであれば、学問をしなさいと、端的にいえばそういうことになります。

というとそこには、「学問」ってなんだろう?という疑問がわいてきます。「学問」を国語辞典で調べてみると、『理論に基づいて体系づけられた知識と研究方法の総称。学。』とあります。一方「科学」を国語辞典で調べてみると、『一定の目的・方法のもとに種々の事象を研究する認識活動。また、その成果としての体系的知識。』とあります。

このことから、学問とは、科学によって体系づけられたことを「学問」であるともいいかえられるのではないかと考えております。

何が申したいのかというと、起業家にとって大切なことは、「学問のすすめ」ではなく、「科学のすすめ」であるということです。顧客の欲しがるもの実現するためにどうすればいいのかということを研究し、それが分かれば体系化し、実際のビジネスを実践していくということです。そうすれば、その体系が学問となり、それを学んだ従業員(こちらに対しては、「学問のすすめ」)などが豊かになることができる、そうやって、日本・世界全体を豊かにすることができる、これが「科学のすすめ」です。

科学の進歩によって豊かになった日本、その科学が本当に先進的なものであれば、「特許」等の知的財産権の取得により、排他的経済活動を行うこともできます。

起業家の皆様には、ぜひとも日本世界科学の進歩のためにお力を存分にご発揮いただきたいものです。

水落雄一郎

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このページは、が2010年1月 6日 21:14に書いたブログ記事です。

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