エンジェル投資総研ブログ集20
今回は、元号と暦について考えてみたいと思います。
元号とは、もともと漢字圏の国で使われていた年号ですが、現在使用されている国は日本だけとなっております。元号は、君主が空間のみならず時間も支配するという考え方から使用されるようになり、現在の日本では象徴天皇が支配する時代を一つの年号として、元号が使用されております。
こうした動きは、東洋圏だけではありません。西洋圏では暦(月)の名前として、古代ローマの王の名前が現在の月の名前として残っております。その名残が7月(July)以降に残っております。古代ローマ以前、1年間の暦は10ヶ月でした。当時のローマ王ユリウス(Julius)は自分の名前を冠した月を制定し、それまでの6月と7月の間に新しい月7月(July)を入れ、ユリウス暦を採用しました。その次の王アウグストゥス(Augustus)も自分の名前を冠した月を8月とし、Augustを制定しました。そのため、それまで7月だった暦が9月(September Sept=7の意)、8月だった暦が10月(October Oct=8の意)となり、それ以降の月も順送りされました。ちなみに1~7月の暦で奇数の月が31日ある中で、8~12月の暦は偶数が31日あるのは、王の暦であるAugustが1日少ないのには問題がある、という理由から8月以降の偶数月を31日とするようになり、現在の暦の形となりました。
時の王とは、その空間のみならず、時間さえも支配するという考え方は全世界で共通のようです。
私たちは王になることはできませんので、元号や暦を作りかえることはできませんが、時代を席巻する商品やサービスを作ることができます。現代の日本は「アキバ系」の時代と「エコ」の時代であるといえます。将来、アキバ系の時代といえば?と質問されれば、平成十年代後半から二十年代前半といわれるでしょうし、エコももしかしたら単なるナショナルブランドのブランド戦略で終わるかもしれません。
その時代に求められている商品・サービスを生み出すことで、元号や暦に代わる自分の時代を世の中に打ち立てることができる、それが起業家の醍醐味かもしれません。
水落雄一郎
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