エンジェル投資総研ブログ集18
起業する際に必要なものは、いわゆる経営の4資源「ヒト・モノ・カネ・情報」ですが、今回はこのうち「カネ」、資金の調達に関して考えてみたいと思います。
資金の調達方法は大きく分けて2つあります。「自己資本」と「他人資本(負債)」です。このうち、自己資本は株式会社の場合、「株式」と呼ばれるもので、自己資本を数式で表すと、
株価×株式数=自己資本額
という数式で表すことができます。このうち、株式数をすべて創業者自身が取得した場合、100%オーナー会社となりますが、株式数を分けた場合の持ち株比率に応じて、会社に対する発言権が変わります。創業者が会社に対する相対的発言権を維持したい場合、持ち株比率を50%にする必要がありますが、自己資金が1,000万円しかないが、持ち株比率を50%維持し5億円調達したい場合、
①株価2,000円で新株5,000株発行する。(自己資本額1,000万円 持ち株比率100%)
②株価10万円で新株5,000株発行し投資家に引き受けてもらう(自己資本額5億1千万円 持ち株比率50%)
となります。ただ、投資家に新株を引き受けてもらう場合は、その事業での配当および事業規模の拡大が求められます。特に投資家は、正味現在価値(NPV)という計算を行って、数年後に売却してどれだけ株価が上昇するかということに期待して新株を引き受けます。
つまり会社の総資産がどれだけ増えたかということが重要になります。
起業家にとって、この資金調達ができれば一つの大仕事が成し遂げることができるといっても過言ではないくらいこの資本政策というものは重要です。
資金を調達し、そしてその資金を使って会社の規模を拡大し、会社の価値を上げることが起業家にとって、資金面で最も重要な仕事ではないでしょうか?
水落雄一郎
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