エンジェル投資総研ブログ集9

日本で唯一、リーダー養成する学校があります。防衛大学校です。防衛大学校は、将来陸・海・空自衛隊幹部養成するために創られた大学校です。防衛大学校を卒業するとそのほとんどが陸・海・空いずれかの自衛隊幹部候補生学校に進学し、晴れて士官として、自身の部隊隊長として数名のしかも年上の部下を率いることになります。

この防衛大学校で体育祭の名物になっているのが『棒倒し』です。とはいっても中学生レベルの棒倒しとは格が異なり、棒倒しの各チームには隊長が存在し、各チームの参謀が練った戦術をもとに各隊員がおり、例えば攻めてくる相手をブロックする役割の隊員、棒を倒されないようにしっかり支える隊員などなど、将来の日本の有事の際の戦闘に備えて、そこには戦略戦術を考案するプロとなるための要素がしっかり組み込まれているのが、防大の『棒倒し』なのです。

このように、戦いには必ず戦略戦術が必要になってきます。それでは、戦略戦術の違いとはいったい何なのでしょうか。戦略とは戦争に勝つための長期的・総合的な計略で、戦術とは、戦略に従って戦いに勝つための個別の具体的な方法を指します。

経営においても経営戦略の立案が勝敗を分けることが間々存在します。「不思議な勝ちはあっても不思議な負けはない」という言葉があります。負けるときには、負けるべくして負けるのです。

それでは、どうすれば勝つことのできる経営戦略を立案することができるのでしょうか。結論から申しますと状態ゴールを明示し、事業ドメイン(領域)を確立するということになります。具体的な例から申し上げます。例えばまくら製造業が枕をたくさん売るためにはどうすればいいかと考えた場合、たくさん寝てもらうようにするということになります。たくさん寝てもらうためには、「リラクゼーションを提供できる状態」を目指し、「リラクゼーション提供業」を事業ドメインとするという戦略を立案すれば、例えば、枕の中に安眠効果のあるアロマを含んだ枕を考案したり、まくら製造業にとどまらず、リラクゼーションマッサージの事業を行うといった戦術に転化していく形になります。

具体的な経営戦略の立案は各企業ごとに異なるため、確実にこの状態ゴールと事業ドメイン(領域)を設定すれば勝てるという戦略はありませんが、参考にしていただけるものではないかと存じます。

いずれにせよ、経営戦略事業ドメイン(領域)の立案の確立こそが勝利のセオリーといえるでしょう。

水落雄一郎

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このページは、が2009年7月14日 22:01に書いたブログ記事です。

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