<近代金貨>3万2680枚売却、57億円の収入 財務省
財務省は10日、明治以降に発行された近代金貨のうち政府が保有していた3万2680枚をすべて売却し、計57億3931万円の売り上げがあったと発表した。最高値を付けたのは1880(明治13)年に発行された旧2円金貨で、売却額は1枚で3210万円だった。収益は全額、国の一般会計に計上され、国の歳入不足を補う。
売却したのは1870(明治3)年から1932(昭和7)年に発行された額面1、2、5、10、20円の金貨。戦後、連合国軍総司令部(GHQ)に接収されていたが、52年のサンフランシスコ講和条約の発効と同時に政府に返還された。
その後、約半世紀にわたり財務省が保管してきたが、財政再建の一環として放出を決定。05年から競売会やインターネットを通じ売却を進めてきた。
最高値となった明治13年の旧2円金貨は、87枚しか発行されなかった「幻の金貨」。政府の放出品は傷や光沢の劣化がほとんどなく、オークションの結果、事前の落札予想価格2000万円を大幅に上回る価格で競り落とされた。
(毎日新聞)
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