起業する形態を考える

個人か会社か?

起業するにあったって、個人事業としてやるのか、会社を作るのか、多くの皆さんが悩まれていることでしょう。色々選択肢があるようですが、それぞれの特徴を把握すると意外に簡単に決める事ができます。


個人事業

・事業の立上げが簡単(登記が不要。所轄税務署に「開廃業等届出書」を提出するのみ)
・資本金が不要
・事業内容:随時自由に変更
・記帳:単式帳簿も可(青色申告者は複式)
・債務責任:無制限
・社会保険:加入不可


法人

・事業の立上げが手間(登記が必要)
・資本金が必要
・事業内容:定款に定める必要あり
・記帳:複式簿記
・債務責任:有限ではあるが、借入は個人資産の場合が多く無限と変わらない。
・社会保険:加入可能


上記の違いを見ると、個人の方が手っ取り早く個人事業主を選らんだ方が良さそうです。
しかし多くの方が法人化することを選びます。


法人化する方がいいの?

法人化するメリットとその他の形態についてみていきましょう。


法人化する理由

しかし、なぜ多くの人が法人化をするのでしょうか?その原因は明白で、法人の方が信用が得られる、またデザイナーなど一部のクリエイティブな業務を除いて法人でないと取引できない大企業が多く存在するからです。

私の場合は、創業最初の仕事が大手企業に直接契約いただくコンサルティング業務であったため、先方から法人化するよう指示があったため、最初から個人事業主という選択肢は選べませんでした。


株式会社以外の選択肢

平成18年5月1日に施行された「新会社法」から新設された企業形態にLLCLLPというものがあります。起業を考える皆さんは一度は耳にしたことがあるでしょう。起業の形態を考えている方はこの目新しく、なんだか自由そうな響きに興味を持ち、LLCLLPを選択肢に加えている方も多いのではないでしょうか?それぞれの特徴を見ていきましょう。


LLC(Limited Liability Company)

LLCとは有限責任社員のみで構成される合同会社のことです。
・有限責任。
・社員一名での設立が可能。
・原則、社員全員の同意が定款の変更、社員の入社、持株の譲渡で必要。
・株式会社と異なり利益配分や権限の配分が出資額と比例しない。
・取締役会や監査役が不要。
・法人格を有する。株式会社への組織変更が可能。


LLP(Limited Liability Partnership)

・有限責任。
・株式会社と異なり利益配分や権限の配分が出資額と比例しない。
・民法組合の特例であり法人格を有さない。
・課税対象が個人である組合員。


起業の形態:結論は?

名刺を受取った時、安心な企業形態は…
結局、手っ取り早く事業を開始するには個人。法人化するのであれば、株式会社か、LLCということになります。

株式会社LLCという事については、これから自分がコントロール可能な会社を作ろうとしている起業家の方にとって、自分以外の出資者が出資額に関係なく出資さえしていれば同等の権限を有するLLCには抵抗を感じるのではないでしょうか?
私個人的には有限会社が無くなった今、ジョイントベンチャーやフリーのデザイナーやプログラマーのような個人事業主が複数名で対等な立場を維持し起業するようなケースで無い限り、信頼度も含め株式会社がいいのではないかと思います。


まとめ

私の場合も今回の記事のような判断により自分の会社は株式会社とすることを選択しました。起業後、クライアントとの新規取引開始にあたりスクリーニングを受けることがよくあるのですが、株式会社が1円で作れるようになったことにより、結果余計に資本金の額や実績が重視される傾向になっているように感じます。今後あなたが行っていく事業の内容や取引先の性質を判断し、最も適した事業形態や資本額を選択してください。

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このページは、が2008年4月26日 13:11に書いたブログ記事です。

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