困難にも屈せず、進出するビジネスウーマン

スイスの新興企業の約40%は、多くが厳しい状況にありながらも、女性による設立だと、ある調査が明らかにした。

この度チューリヒで開かれた起業家セミナーの参加者が実感したであろうが、女性が幅広い事業を展開している。乗り越えるべき障害には、仕事と家庭の両立資金調達がある。

ザンクト・ガレン大学の調査によると、2007年にスイスで事業を興した女性の割合は、スイスの成人人口 ( 18~64歳 ) に対し4.9%で、男性は7.6%だった。


フレキシブルな選択肢

スイス女性起業家の割合は、世界のほかの国々と比べても高く、女性にとって職場が「とても働きにくい環境」であることの裏返しだと調査関係者は言う。 しかし、現在では、託児所の設置など、家庭を持つ女性に配慮のある方策だけでなく、新たな女性の最高経営責任者 ( CEO ) の奨励や承認も増えていることを指摘している。

チューリヒ・ウーマン@ベンチャー・セミナー」を主催した起業専門家ブリギッテ・バウマン氏は、仕事の大変さにもかかわらず、多くの女性業をよりフレキシブルな選択肢とみていると言う。
「たくさんの女性が、ある程度仕事と家庭の両立が可能なこととして起業を捉えています」
と、バウマン氏は言い、多くの女性は自分が本当に信じることをするために、40代半ばで企業を去っていくと、付け加える。

バウマン氏自身もそのような女性の1人だ。彼女は、企業に対し個人が一定期間資金を提供する「エンジェル投資」を推進する自らの会社「ゴー・ビヨンド ( Go Beyond ) 」の代表だ。バウマン氏は特に女性を積極的に推している。


仕事と家族

今回のセミナーで講演したアシューブ・クック氏は、1990年にイギリスで育児・教育・研修の会社を設立した。昨年、同会社を売却した際には、18店舗にまで拡大していた。

現在、ジュネーブに住み、コンサルタント業をおこなうクック氏起業したきっかけは、まだ幼かった子どもたちのために、企業内保育を探していたからだという。
「当時はかなり新しい発想でしたし、企業内保育という考え方にいくらか偏見もありました。それに、銀行側は私の考えをビジネスモデルと認めなかったので、資金調達にも苦労しました」
と、クック氏は当時を語る。

家庭と仕事の両立は多くの女性起業家が直面している問題だと、クック氏は言う。しかし、エンジェル投資家になろうとしている現在のクック氏は、家庭を持つ女性に配慮のあるビジネス ( 彼女が経営する託児所に自分の子どもも入っていた ) をして良かったという。

カスタムメイドの多言語メールマガジンを作成する「マヨリス ( Mayoris ) 」 ( 顧客には大手スーパーの「コープ ( Coop ) 」や通信会社「サンライズ ( Sunrise ) 」を含む ) のマヤ・ラインスハーゲン氏にとって、愛する家族のサポートが起業する際の鍵だ。
「若い企業は、手間や時間のかかる小さな子どものようです。年に5週間の休暇や週40時間の労働など無理ですし、起業が成功するか不安になります」
と、ラインスハーゲン氏は言う。


男女の差はない?

ラインスーハゲン氏は、スイスのテレビ番組の起業コンテストで最後まで残った新興企業10社のうちの1社で、唯一の女性だ。しかし、彼女は、女性が男性と違う問題を抱えているとは思っていない。
「男性か女性かということは問題ではありません。犯すミスや直面している問題は同じです」
と言い、リーダーシップが取れ、起業家としてモデルになることが重要だと付け加えた。しかし、起業の持つリスクを嫌う女性もいるだろうということを、ラインスハーゲン氏は認める。

クック氏は株式で資金を調達し、ラインスハーゲン氏投資家に支えられている。しかし、まだ資金の欠如に頭を抱えているという多くの女性の声がセミナーで聞かれた。投資家は成長の早いハイテク企業を好む傾向があるのに対し、多くの場合、女性はライフスタイルやサービス関係の会社を設立していると、バウマン氏は言う。

企業の成長性も重要で、ビジネスウーマンが独自のサービスを商品化できるよう助ける指導がより必要になる。
マヤ ( ラインスハゲン氏 ) は完璧な例です。まず初めにサービスを提供し、少しずつ商品化することができたのです。こうして非常に早く成長したのです」
と、バウマン氏は語った。

(swissinfoより)

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このページは、が2008年4月15日 14:31に書いたブログ記事です。

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