あなたは本当に起業家向きなのか?
起業に一番必要なものは?
「いつかは起業したい!」そう思いながらサラリーマン生活を続けている人は多いはず。「やりたい事業がある」、「一攫千金を夢見ている」、「会社のしがらみに縛られたくない」等、起業を思い立つ理由は様々だと思います。
でも、起業を思い立ったらまずあなたが最初にしなければいけないのは、「自分は本当に起業家向きなのか?」という自問自答。例えば、あなたが起業に一番必要と思うものは何でしょうか。
まず、多いと思われる回答は「お金」、つまり資金。しかし、お金はビジネスの事業計画さえしっかりしていれば、借り入れたり投資を頼むことも可能です。実際に起業してみると、どれだけ多くのベンチャーキャピタルや銀行が投資先を探しているかに気付かされます。
次に出てくるのは恐らく「時間」でしょう。例えば、「いいビジネスモデルを思いついた。起業すれば儲かると思うが、会社勤めをしているので実現する時間がない」という人がいたら、それは最初の一歩を踏み出す勇気が出せない言い訳です。1年365日、会社の仕事をしているわけではないはず。例えば、アフター5や土日の時間を使って、起業準備をすることだって十分可能です。
良いアイデアが浮かんでも、実現しなければまったく意味がありません。起業家としてビジネスを実現するために一番必要なのは、お金でも時間でもなく、実は自分のアイデアをビジネスとして実現するほんの少しの「勇気」、そして勢いなのです。
では、実際に起業家に向いているのはどんな性格の人なのでしょうか?
起業家は情熱的で人に好かれる人
経営者へのインタビューなどで「経営者の素質」として取り上げられることが多いのは、以下の5要素です。
1.人と会うのが苦にならない
最初から営業マンを多く抱える会社を立ち上げるなんてことはまずありません。営業活動やコネクション作りのため、寸暇を惜しんで人と会うことになります。また、多くの人が社長になったあなたに興味を持ち訪ねてきます。「人と会うこと」が、社長になったあなたの仕事の中で大きな比重を占めるかも知れません。そう考えると、初対面の人と話すのが苦にならないことも必須要素でしょう。
2.物怖じしない
事業が前に進み始めると、自分の会社より大きな企業との取引や事業提携の話が舞い込んできます。そうすると、あなたがテレビや本で見た有名社長や、誰でも知っている大手企業の重役と話す機会が出てきます。せっかくつかんだそのチャンスの場で、どれだけあなた自身やあなたの会社の商品をアピールできるか。二度と訪れないかもしれない一度きりのチャンスを逃さないためには、どんな相手にも物怖じしないことが重要です。
3.誰にでも頭が下げられる
「起業をする=会社のトップになる」ことです。会社に関連して起こる全ての責任は最終的に社長の責任です。社員の失敗の謝罪に同行することもあるでしょう。また、会社が大きくなろうが、小さいままであろうが人は信頼関係でつながっています。間違いに対して頭を下げられない人には、社員も取引先もついて来ないでしょう。
4.意思決定が早い
意思決定の遅れが大きなチャンスを逃してしまうことは多々あります。素早い意思決定を行うためには、常に自社の状態や業界のトレンドなど、判断材料となる情報を自分の中で常に最新状態に更新しておく必要があります。
5.情熱的
自分だけでなく、社員となる人たちの気持ちを動かすのは、社長の熱い情熱です。ブランドという看板のない出来立ての企業にとって、社長の情熱が一番の看板であり、そこに人が集まってくるのです。
日本の歴史に名を残す起業家は、これらの要素を満たしている人が目立ちます。
歴史に残る日本の起業家
次の4名は、ベンチャー企業を国際企業に育て上げた人物です。
鳥井信治郎:サントリー創業者
本田宗一郎:本田技研工業創業者
松下幸之助:松下電器創業者
早川徳次:シャープ創業者
鳥井さんは小さな酒屋から、本田さんは車の修理工場から、松下さんは個人で電気器具製作所から、早川さんは弟とベルトのバックル販売からのスタートと、当たり前ですが最初は小さなベンチャー企業でした。しかし、情熱と時流を読んだすばやい意思決定で、物怖じすること無く事業を拡大し国際企業へと導きました。また、4名とも人格者としても知られています。
起業すると、会社員時代とは比べ物にならないくらい多くの人に会います。初対面の人に「この人と仕事をしたい!」と思わせるようなヒューマンスキルや良い意味での強引さが、必要なため、人見知りな人はあまり起業家には向かないでしょう。
あなたは起業家向きですか?
また、起業したら、それまでの自分の専門分野だけでなく、経理、人事、総務…など様々な分野の知識が必要になります。その知識の点と点を線でつなげられ、ビジネスとしてまとめあげるスーパージェネラリストになる必要があります。
しかし、経営に必要な全ての知識を持ち合わせる人がいないのも事実。その場合は、不足している知識を補ってくれるパートナーを見つけることが、起業にとって大事な一歩となります。
全ての人にとって起業するということが、最も良い道とは限りません。上記にあげた、人と会うことや、自分や自分の商品をアピールすること、そして、情熱を維持する自信が無い人が起業してしまった場合、その人にとって会社を経営することは精神的に大きな負担となるでしょう。
「自分は起業家に向いているのか?」起業を志す方は一度自分に問いかけてみてください。
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