<再生紙偽装>王子80年代から 製紙16社調査結果
再生紙の偽装問題で、王子製紙など製紙16社が20日、調査結果を公表した。王子はコピー用紙の偽装が「80年代からあったと推測される」と説明し、古紙配合率の水増しを約20年も続けていた実態が明らかになった。また、北越製紙は三輪正明社長が4月1日付で引責辞任して取締役に降格し、営業担当専務も退任すると発表した。社長の後任は今後決める。
調査結果を公表したのは他に日本製紙、三菱製紙、大王製紙、中越パルプ工業など。これらを含め、再生紙を偽装していた18社が20日、調査結果と再発防止策の報告書を経産省と環境省に提出した。
製紙偽装では日本製紙の中村雅知社長が辞任表明をしているが、時期を決めて社長退任を発表したのは北越製紙が初めて。
王子製紙はコピー用紙の偽装について「顧客から要求される品質水準が高く、対応できなかった」と説明した。印刷用紙も00年には偽装が始まり、ピークの06年度上半期には再生紙に占める偽装の割合が29%に達した。
同社は篠田和久社長ら経営陣は今年1月に報道で偽装を知ったが、洋紙事業本部長や工場長らは03年に把握しており、事業本部や工場の担当部長はそれ以前から知っていたと結論づけた。
中越も90年以前から包装用紙の一部で偽装があったと発表。三菱は91年から感熱紙で、北越は92年から印刷用紙で、大王も97年からコピー用紙で偽装を始めていた。日本製紙は中村社長が工場長時代の96~98年に偽装を認識していたことを改めて明らかにした。
王子は篠田社長ら4人を3カ月減給50~30%、4人を含め社内取締役10人がボーナス全額返上、執行役員27人がボーナス100~50%減などとする社内処分を発表。三菱も佐藤健社長ら10人を3カ月減給50~10%とし、中越パルプも長岡剣太郎社長らの減給処分を決めた。
(Yahoo!ニュースより)
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