「サブプライム」損失拡大、世界市場に影響
米低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」を巡る欧米金融機関の損失拡大を受け、世界の市場に影響が波及している。
15日の欧州、米国市場の株安、円高を引き継ぎ、16日の日本とアジア市場でも株価が大幅に下落している。
【ニューヨーク=山本正実】15日のニューヨーク株式市場は、米銀行最大手のシティグループが222億ドル(約2兆4000億円)の追加損失発生を発表したことなどを受け、全面安となった。ダウ平均株価(工業株30種)は一時、前日比289・39ドル安の1万2488・76ドルまで下落。終値は、同277・04ドル安の1万2501・11ドルと、2007年4月以来、約9か月ぶりの安値だった。ハイテク銘柄が中心のナスダック店頭市場の総合指数の終値も、同60・71ポイント低い2417・59と大幅安だった。
(Yahoo!ニュースより)
しかし、何だかんだと言ってもこれが1929年の時のような大恐慌になったり、長期にわたる不況につながったりということは考えにくい。今、世界には先進国やアラブ諸国のマネーがさまよっている。その“ホームレスマネー”は総計で6000兆円もあると見られている。したがって、本当に経済が落ち込めば、底値で買いが入る。つまり、昔と違って皆が落ち込んだら、一斉に買いが入るような構造になっているのだ。
だからむしろ、躊躇(ちゅうちょ)しないで落ち込むべきは落ち込ませて、買いを誘うようなことをしたほうが快復は早い。90年代初期の日本政府のように高止まりさせたまま市場機能を停止した方が傷は深く、快復は遠い。日本の苦い経験を世界が共有するべき時に来ている。
(大前研一「クリスマス商戦が今後を見極める試金石」より)
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